現在私は、サイト運営やWEBライターとして生活をしている訳である。これは世間一般からすれば組織に属していないニートという扱いを受けるが収入があるニートはミートなのだろうか?それは違う、最後のニートがミートになっているが気づいた人はいるのだろうか。まぁいい。

世間一般の常識として在宅で仕事をする人をフリーランスと呼ぶ、フリーランスはその名の通り組織に属さずに個人で仕事を獲得して生活をするというものである。西洋文化に疎い日本人はこう言い換えれば分かりやすくなるだろう。個人事業主とね。

今回の記事では「フリーランスっていいよなぁ好きな時に寝て好きな時に起きて仕事をするんだもんなぁ」という憧れを抱いている人に向けて、フリーランスの実態について紹介していこうかと思う。もしフリーランスに興味のある人はフリーランスの現実を見て欲しいと思う。

フリーランスのメリット

フリーランスの良い点としては冒頭でも説明した通り、組織というものに縛られず上司も部下もいなければ、現在はご法度だが飲み会にも参加する必要性すらないというのが第一として挙げられる。

しかしフリーランスも良い面ばかりに目が行きがちだが、フリーランスにはフリーランスなりの苦悩というものがある。この章ではフリーランスのメリットについて紹介していこうと思う。きっと毎日決まった時間に起きて、上司に責されて、決まった時間に退社をしているサラリーマンは羨ましいだろう。

自由な時間に起きて自由な時間に睡眠

これはフリーランスの特権と言っても過言ではないだろう。フリーランスというのは様々な業種があるが全ての計画を自分でスケジュールを作成することができる。例えば、納期まで余裕があれば早めに依頼を終わらせてしまい、後は自由時間に回せばよいのだから。

中には、自分の忙しさをアピールするために忙しいフリをしているフリーランスも一定多数存在するが、このようなフリーランスは計画性が無いか、本当に忙しいフリーランスのどちらかである。私自身、2021年の年末には次から次へと依頼が来るためパンク状態になっていたのは秘密である。

しかし実際問題、フリーランスの半数は「暇」であることが多い。しっかりと予定を構築して納期前に早めに仕事を終わらせてしまえば後は自由時間であるから、私の趣味であるバイクでツーリングに出かけたり、映画を見たりなんて生活もできる。これは会社員であれば到底不可能なことだろう。

組織に属さない幸せ

私はこの日本という国の組織化された構造が嫌いである。会社に入社をすれば年功序列で給料が上がり、飲み会という場に行きたくなくても誘われ、年下上司に叱責されるという仕組みのことである。私は基本的に、一人が好きなのでこのような会社という組織に属していないことに幸せを感じる。

もし私が会社を立ち上げるならば超絶ホワイト企業にするだろう。社員は出社しなくていい。会議なんて無駄な時間は必要なし、有給も全消費させるなど。一部の優秀な経営者は実践しているかもしれないが、まだ昭和脳が残っている会社幹部は「そんなものは仕事ではない!出社しろ!」という。一度、江戸時代に送ってやりたいと思わないか?

そして近年流行しているウイルス対策のためにリモートワークを導入する企業も増えてきた。私から言わせればリモートで仕事が出来るデスクワークは会社に出社させずにリモートで仕事をすれば良いと考えているが、昭和脳のお方様は「出社してこそ仕事だ!」と豪語する。何かに洗脳されているのか?

サラリーマンの月収以上稼げる

フリーランスは実力主義社会であるので、案件を多く獲得することができれば、会社員以上の収入が得られるというのも大きなメリットである。会社員は基本給から厚生年金や社会保険料を引かれて手取りで20万円にも満たないなんて若者がゴロゴロいる。

しかし、フリーランスの場合、相手方から仕事を獲得して懸命に仕事を行えば評価され、サラリーマン以上の月収を稼いでいるフリーランスも多い傾向にあるのだ。これは勿論、自身の実力次第であるが、固定給のサラリーマンと比較して自分の力だけで収入を得るというのはお金の重みが違う。

私は過去に暇つぶしでガソリンスタンドで働いていたことがあるのだが、ベンチに座って客が来た時だけ給油をして手に入れたお金と、自分の実績で手に入れたお金では、後者の方がお金のありがたみが分かる。それがフリーランスの醍醐味であったりするのである。

フリーランスのデメリット

タイトルにもある通り、フリーランスは会社という組織に属さず、自由気ままに仕事が出来て良いなと感じているサラリーマンも多いかもしれないが、実はそんなことはない。極端に言えば実際に会社から独立してフリーランスになり「会社員の方がよかった」と後悔する会社員も大勢いる。

この章では、逆視点で考えてフリーランスのデメリットについて紹介していこうと思う。これを見た将来はフリーランスになりたいと思っている会社員や学生諸君はフリーランスという現実をよく考えて、独立をして自由になるか考えてみて欲しい。

組織に属さないという実力主義社会

会社員であれば、出社をして上司から任された仕事を毎日こなしていけば毎月の給料というのは一定額であるが保障されている。しかし、フリーランスは完全実力社会であるので、自分の才能を他人に認めてもらい自力で仕事を獲得する必要性があるのである。

特に私のようなコネ無しフリーランスは才能はあってもポートフォリオとして世の中に認知されなければ仕事など一切入ってこない。現在はクラウドワークスやランサーズなどフリーランスも仕事を探しやすい環境が整ってきたが、同時に自分より優れたライバルが大勢いる中で自分をアピールしなければいけない。

それにはどうするか?田舎のおじいちゃんおばあちゃんに「WEBライターです」という風に名刺を渡してアピールをするのか?それともくだらない講演会などに出向いて不特定多数のライバルがいる中で名刺を配り続けるのか?まずは自分という存在を知ってもらうということが大切なのである。

フリーランスは身元不明住所不明に相応しい社会的信用は皆無に等しい存在

近年では、在宅ワークが増えてきたことにより家でパソコンに向かって作業をするという事が特段珍しい光景ではなくなってきた。しかし、それは組織に属している会社員が仕方なく在宅での仕事を余儀なくされている訳であって、フリーランスは全くの別物である。

都会ではフリーランスというのは近年、新しい職業として受け入れられているが、私が住んでいる田舎では「男は汗を流して働け」という昭和時代の名残が残っているために、中々、フリーランスという職種に対して疑問を持つ爺さんや婆さんが多い。

そのため、家族の中では「ニート」として扱われることがある。私自身ニートに関して何の偏見も無いので「職業は?」と誰かに聞かれたら「ニートです!!」と答えられる訳だが、大半のフリーランスはニート扱いされるのは嫌だろう。

そのような場合には、家族にしっかりと収入を得ているということを話して、どのような方法で収入を得ているのかということを一度、家族会議を盛大に開いてパーティーをすると良いと私は思う。ちなみに私の場合には収益を全て親だけに公表している。そこで言われた言葉が「雇って」の一言だった。

国民健康保険税や年金の振り込みが面倒

会社員一筋の若造には分からないかもしれないが、会社員は厚生年金等に加入しているため健康保険料などが引かれた源泉徴収が会社が行ってくれるため自身で行う手続きは何も必要は無いのだが、フリーランスはこれらの振り込みを自分で行わなければならないデメリットがある。

しかし、現在はpaypayなどの電子決済やペイジーでの決済が可能なため随分と振込が楽になったが、これらの決済手段が無かった時には国民健康保険のことなど忘れており、納付日ギリギリになってコンビニに決済を行ったという経験もある。

フリーランスになって感じたことは、国はどれだけ税金を徴収すれば気が済むのか?ということだ。詳しくは諸事情により書けないが、私たちの生活はガソリン税やら重量税やら税金を払って日常生活を送っているようなものだ…。これ以上書くとテーマが別記事となるのでここら辺で終わりにしよう。

まとめ

以上、会社員とフリーランスのメリット・デメリットを長々と解説してきたが、フリーランスというのは会社員が想像している程、楽な職種ではない。例外として特殊な才能があれば別だが大抵の人間は平凡な凡人であると思う。そんな凡人が自由を求めてフリーランスになるというのは無謀な挑戦である。

しかし、会社員だとしても会社が安泰に定年まで存続しているかなんて分からない。だからこそ私が言いたいのが、会社員の内に自分の才能を見出し、フリーランスになっても稼げる能力を身につけておくということだ。これを成すか否かで将来像が大きく変わるのではないだろうか。

読んでくれてありがとう。